文藝春秋デジタルで、月イチ連載「”東大女子”のそれから」が始まりました。
タイトルが示すとおり、様々な世代の東京大学出身女性に東大を出てよかったこと・苦労したことなど伺うというもの。
第一回は脳科学者・中野信子さんです。
東大学部生の女性比率は今も2割を切る状況。入るまでにも女子ならではのハンデ(「女に学問はいらない」的な親とか)があり、入学してからもマイノリティとしてのやりづらさが。さらにせっかく日本最高峰の大学を卒業しても、男性と対等に扱われない社会が待っている。
中野さんもまさしく入学前、在学時、学部卒業後と、女であることで身の置き所がなかったといいます。
特にアカデミズムの世界で生きていくことを断念したくだりは、冷静な中野さんの語り口でも男性教授陣への憤りが迸っています。
セクハラなんて腐るほど、男性の”聖域”……
ぜひ読んでみていただければ幸いです。
連載で”東大女子”だった女性たちを取材していくことで見えてくること、特に彼女たちの感じる「ガラスの天井」があるのであれば、インタビュー記事とは別にまとめられれば面白いと思っています。