相変わらず1ヶ月ほど更新が滞っておりました。
ヤフーニュース特集では先月、記事「なぜ大学だけ、“日常”が戻らないのか――大学1年生の苦悩に大学、教員の答えは」が公開されました。
ヤフーニュース特集では先月、記事「なぜ大学だけ、“日常”が戻らないのか――大学1年生の苦悩に大学、教員の答えは」が公開されました。
コロナ禍で前期はオンライン講義のみという大学が大勢を占め、特に不安を抱えることになったのが、右も左も分からない新入生でした。
後期も多くはオンラインという状況下、大学の意義とは、大学生活とは……と思い悩む子もいます。そんな彼らの切実な訴えで、記事が始まります。
学生の問いに対するのは、出口治明氏(立命館アジア太平洋大学学長)と、ドリアン助川氏(明治学院大学教授)です。
出口さんの説明はなんとも明快です。オンライン講義の限界を認めつつ、キャンパスライフに制約があることは「諦めるしかありません」と言い切ります。
学生運動の余波で1年ほど講義がなかった自身の経験も踏まえていて、そうか、そんな時代もあったかと気づかされました。
ドリアン助川さんの話は、一言でいえば、学生にとって絶望的にさえ見える現状にこそ「希望はある」という話です。
他の人が言ったら空々しく聞こえそうなところですが、ご自身が真摯すぎるほど学生たちと向き合っているので、体温を感じる言葉に胸打たれました。
後期が始まって1ヶ月ほど経ちますが、残念ながらコロナの状況も大学生をめぐる状況も大きな変化はないので、未読の方はぜひお読みいただければ幸いです。