連載第5回「見えそうで見えにくいゲーム依存」掲載誌「季刊Be!」発売のお知らせ

連載「依存の入り口に立つ子どもたち」掲載の、季刊Be! 最新号(137号)が、本日発売されました。
第5回の今回は、「見えそうで見えにくいゲーム依存」というテーマです。

「見えそう」というのは、学校の保健室にお邪魔するとほぼ必ず、ゲーム依存傾向の子どもについて見聞きするからです。
例えば私の取材した公立の中学や高校では、同じように「男子の不自然な便秘」現象が起きていました。
中学の養護教諭は、トイレにこもる男子生徒のゲーム漬けな生活ぶりから「持ち込み禁止のスマホをこっそり持ってきて、トイレでゲームをやっていると思う」と推測していました。先生といえども個室の中をのぞくわけにはいかないので、かなり対処に苦慮しているそうです。
一方で「見えにくい」というのは、ゲーム依存が深刻化するほど、家にこもってしまい、やがて不登校や退学ということになっていくからです。

文科省では現在、小中学校のスマホ「持ち込み原則禁止」の見直しをめぐって、有識者会議で議論が続けられています。
この是非についてはまた別媒体で記事にするべく取材中ですが、ゲーム依存傾向の子たちはどうなるのだろうと感じます。