連載「ルポ男児の性被害」第2回(文藝春秋電子版)について

文藝春秋電子版の連載「ルポ男児の性被害」第2回が公開されています。
今回は、栗栖英俊さん(46)。
昨年ヤフーニュース特集で栗栖さんの記事を書き、驚くほど反響がありました。
それからの半年で、ご本人にも社会にも大きな変化が起きています。
その変化を踏まえ、今回、決定版のつもりでまとめました。

前編の主なテーマが「支配」、後編が「黙殺」です。
前編:栗栖さんの例から、加害者が子どもを「支配」するプロセス
後編:周囲および社会の(特に男子の性被害への)「黙殺」が加害者を助長させ、逆に被害者側を孤立させる実情

記事はヤフーの3倍にあたる文字数で、取材時間はトータル10時間に。
取材は時間をかけただけ必ずいいものができるというわけではありません。
でも今回の栗栖さんの場合、被害期間が中学時代の2年半と長く、またその後の苦しみも長かった。
細部まで詰めてきちんと描くには、それだけの時間が必要だったと今思います。

故・ジャニー喜多川氏の性暴力問題との共通項というのも、かねがね栗栖さんと話していて、今回書きたかったことです。
後編で、栗栖さん自身の言葉で語ってもらいました。

デスクは教育委員会の対応に愕然としていました。
私も取材に行ってびっくりしたものです。まさかあんな言動をとるとは!

文春オンラインで、前編の前半部分の
無料抜粋記事が出ています。
抜粋だけでも「支配」のプロセスは実感できるかと思います。
以前のヤフー記事を読まれた方にもそうでない方も、ぜひ読んでいただければ幸いです。

※当面、このサイトでは当連載の案内のみ更新予定です