東京新聞・中日新聞書評『「身体を売る彼女たち」の事情』を書きました

11月11日付の東京新聞で『「身体を売る彼女たち」の事情――自立と依存の性風俗』(坂爪真吾著・ちくま新書)の書評を担当しました。
風俗で働く女性のための無料の生活・法律相談を行う著者は、「身体を売る彼女たち」について、買う男が悪い、売る女が悪いといったよくある二項対立では水掛け論に終始するだけで、「現場の不幸は一ミリも減らせない」と断じます。詳しくは書評が全文公開されていますので、ご参照いただければ幸いです。

Yahoo!ニュース特集「『グレイヘア』は女性の解放――染めない勇気が生き方も変える」が公開されました

Yahoo!ニュース特集で記事が公開されました。
「『グレイヘア』は女性の解放――染めない勇気が生き方も変える」として、白髪を染めない「グレイヘア」について取り上げました。
当事者の皆さんが口にしたのが「解放」というワード。裏返せば、白髪染めがそれほど女性を不自由にしてたのかと考えさせられました。
「染めてもいいし、染めなくてもいい。選択肢があって、自分で選ぶことが大事なんだ」というスタンスも、ご登場くださった方々に一致していたことです。
ぜひ身近なところで話題にしていただければと思います。

本日(10/17)、TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に出演します

本日(10/17)、TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」(22時〜)に出演します。
アイドルグループ「愛の葉Girls」メンバーが自殺した問題から考える特集です。
よろしければお聴きください。

【告知】今夜10月17日(水)「アイドルや未成年者の労働問題ついて考える」深井剛志×秋山千佳×吉田豪×荻上チキ(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)

10月からTBSテレビ『ビビット』金曜日に隔週出演します

10月から、TBSテレビ『ビビット』(月〜金午前8:00〜9:54)の金曜日に、隔週ペースで出演することになりました。
番組公式サイトで「ビビットファミリー」として紹介されています。
http://www.tbs.co.jp/vivit2015/cast/
今月はイレギュラーな形で、5、12日に出演します。
どうぞよろしくお願いいたします。

TBSテレビ『ビビット』に出演しました

2018年9月28日(金)のTBSテレビ『ビビット』にコメンテーターとして出演しました。
退職の意向を表明した大相撲・貴乃花親方と日本相撲協会の動向や、台風24号についてコメントさせていただきました。
後半の「密着ビビット」は、俳優・佐々木蔵之介さんの特集などでした。
余談ながら、10年前、佐々木さんのご実家の酒蔵(の当時専務だった佐々木さんの弟・晃さん=現代表取締役)を取材させていただいたことがあります。
http://www.asahi.com/komimi/TKY200801310238.html
家業を継ぐはずが役者となった佐々木さんは、番組のインタビューで「自分の選択を尊重してくれた家族のためにも、役者としての道を貫きたい」というお話をされていました。

※また改めてご報告しますが、10月から隔週金曜日、同番組に出演することになりました。

文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」でコメントしました

9月11日の文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」で、エナジードリンクの飲みすぎと子どもたちの異変についてお話ししました。
日体大・野井真吾教授と昨年実施した、養護教諭への大規模調査についても取り上げていただきました。
日本の子どもの実態に絞った先行調査が見当たらず行ったものなので、他のメディアでもどんどん使っていただけたらありがたいです。
英国では未成年の購入を禁止する方向です。
日本でも、子どもの健康のためにできることを検討すべきタイミングではないでしょうか。英政府は「われわれは子どもたちを健康被害から守る責任がある」というコメントを発表していますが、日本も同様の問題意識が必要だと感じます。

東京新聞(中日新聞)書評『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』を書きました

8月19日付の東京新聞で『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』の書評を書きました。
書評で触れていますが、国会議員が同性カップルをめぐり「子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」と発言した社会的背景と、本書が描き出すことは根底でつながっています。
出生前診断は無縁という方でも、自分に関係ない話ではないと思えるはずです。

Yahoo!ニュース特集記事「スクールセクハラのトラウマをどう克服する」公開されました

Yahoo!ニュース特集で記事が公開されました。
〈スクールセクハラのトラウマをどう克服する――抱えた「心の傷」を回復させるには〉と題した、スクールセクハラについての第三弾記事です。
精神科医・臨床心理士の白川美也子先生にインタビューし、「心の傷」=トラウマとPTSDなどの症状、それを乗り越える方法などを解説していただきました。
スクールセクハラだけでなく、すべての性被害者と、パートナーやご家族といった周りの方々に参考にしていただける内容です。
ぜひご覧ください。

TBSテレビ『ビビット』に出演しました

2018年7月20日(金)午前8〜10時のTBSテレビ『ビビット』に出演しました。
情報番組に通しで出るのは初めてです。
西日本豪雨から2週間ということで新たに浮き彫りになってきた被害、また、千葉の死体遺棄事件などについてコメントさせてもらいました。
後半の生活情報は、夜間熱中症の注意点や、食費節約術。一生活者として今すぐ参考にしたいことばかりでした。

『週刊ポスト』にコメントが掲載されました

7月2日発売の『週刊ポスト』(小学館)の記事「エナジードリンクをやめられない小学生」にコメントが掲載されました。
昨年、日体大の野井真吾教授とともに行った調査に基づくものです。
この問題では、最近も「子どもがおかしくなった」という保護者からのメールが寄せられています。
また講演先でも、養護教諭から「うちの高校にも飲みすぎで気分の上下が激しくなった生徒がいます」と声をかけられたばかりです。
引き続き、情報がありましたらお寄せ下さい。

東京新聞(中日新聞)書評『教科書にみる世界の性教育』を書きました

6月10日付の東京新聞で『教科書にみる世界の性教育』の書評を書きました。
日本が足踏みしている間にも、海外の性教育はどんどん進化している、ということを8カ国(日本を入れると9カ国)の教科書から示してくれるのが本書です。
教科書の写真たっぷりで、難しく構えずとも「へー!」と驚きながら、楽しく読めます。
性教育=性交や避妊といった性行為にまつわるもの、という短絡的な捉え方でなく、もっと大きな目的、子どもの人生を良くするために大事なものなんだという点を、国際的な潮流から学び、議論するのに必携の一冊です。

※(7/20)
Amazonの同書籍のページに書評が全文転載されています。
出版社ご担当者様より、重版が決定したとご連絡をいただきました!

【音楽エッセイ】All that jazz③ 本物は古びない 古老バート・バカラック

007シリーズに興味はなくとも、パロディ映画「カジノ・ロワイヤル」(1967年)だけはビデオを持っていた。好きな喜劇俳優ピーター・セラーズが主演だからだが、初めて観た時、彼の演技以前に、冒頭でいきなりずっこけることになった。

オープニングテーマが、渋谷系の某曲に酷似しているのだ。いや、順番から言えば渋谷系の方が「そっくりさん」だったことになる。90年代前半の日本で最先端と思われていた(少なくとも当時ローティーンだった私はそう信じていた)音楽の元ネタが、四半世紀も遡った60年代に存在していようとは……。

この映画の音楽を担当したのは誰なんだろうというところから、作曲家のバート・バカラックを認識したのだった。
今にして思えば、映画「明日に向かって撃て!」の挿入歌でありCMでもおなじみのRaindrops Keep fallin’ On My Head(雨にぬれても)や、カーペンターズのカバーがよく知られる(They Long To Be)Close To You(遙かなる影)など、彼の曲と知らずに耳にしていたものは多い。

自分の作る曲は3分30秒の映画、というようなことを彼が語っていたように思うのだが、私の記憶違いかもしれない。
でも実際、上質な映画のように丁寧に編まれている。あっという間に幕引きなのに、「おもしろうてやがてかなしき」というような展開がある。曲の尺以上の余韻が残る。

珠玉の短編映画のようなのが、Walk On By。
失恋した女性の心が、歌詞で描かれている以上にドラマチックに伝わってくる。
ディオンヌ・ワーウィックの代表曲のひとつだが、ジャズとの親和性という観点から、ギタリストのジョージ・ベンソンのカバーを挙げておきたい。1968年当時25歳でありながら、卓越したテクニックと渋いアドリブを聞かせてくれる。スヌーキー・ヤングほかのホーンセクションや、時代を感じる女性コーラスも泣ける。

ちなみにカジノ・ロワイヤルは相当バカバカしい映画だが、バカラックは、ダスティ・スプリングフィールドの歌ったThe Look of Love(恋の面影)でアカデミー歌曲賞にノミネートされた。
昨年にはサントラの50周年記念盤も発売されるほど、根強い人気を誇る。
半世紀たっても本物は古びない。
今日5月12日は、バカラックの90歳の誕生日。

【音楽エッセイ】All that jazz②  中学生にもわかるマイルス・デイヴィスの「かっこいい音楽」

15歳の中学生が、プリンスやジョン・コルトレーン、レディオヘッドの曲をダビングして聴いている。

これは村上春樹の小説『海辺のカフカ』(2002年)の主人公、カフカ少年の話。
なぜ彼の好みは雑多で今風じゃないのか? そんな読者の疑問に著者が答えているのを読んで、えらく納得がいった。
いわく、「図書館の貸出CDでいろんな音楽を聴いていってたまたま気に入ったんだと思う」。

かくいう私も、ろくなレコード屋もない下町で音楽に関心のない親のもとに育ち、図書館でCDを探す中学生だった。
カフカ少年よろしく、プリンスも図書館で借りたのが最初。
しかし当時最大の収穫は、マイルス・デイヴィスとの出会いだった。

見たところ安っぽいコンピレーションアルバムだ(近所の図書館にマイルスはこれしかなかった)。
それが、一曲目の’Round Midnightで、マイルスのトランペットに「なんなんだこれは」と唖然としてしまった。

いきなり真夜中の雰囲気になってしまった!
どんなに太陽が高く上っていようが、その音色で夜だと告げればそこは夜になる。
なんという場の支配力だろう。そんな圧倒的な力を働かせるミュージシャンを初めて知った。
彼が日本のファンから「ジャズの帝王」と呼ばれているというのも納得してしまう。

極めつけは4曲目に待っていた。

”So What”
ビル・エヴァンスのピアノとポール・チェンバースのベースによる抑制された妖しく美しいイントロからテーマへと移っていき、ベースの問いかけにピアノ(途中から管楽器も)が”So what?”と答えるようなコール・アンド・レスポンス。
マイルスのソロに入ったところで、帝王のお出ましだとばかりにジミー・コブのシンバルがジャーンと鳴り響く。
そこからのアドリブは、ジャズへの扉を開いてくれるのに十分だった。

曲名がマイルスの口癖「だからどうした」からきているとか、収録されたアルバムKind of Blueがモードジャズの金字塔的存在だとか、カフカ少年が聴いていたコルトレーンを含むメンバーについてさえ、なんの予備知識もなかった。

でも、この曲を飽きずにリピートしてしまう。5曲目のアランフェス協奏曲になかなか進めないのが常だった。
(アランフェスだってジャミロクワイのJK=ジェイソン・ケイが自身のルーツとして選曲している名演なのだけど)

「オレの音楽がどういうものか、教えてやろうか。かっこいい音楽だ。それ以外に何がある」とマイルスは言った。
その言葉を中学生にも納得させてしまうすべてが、この曲には詰まっている。

フォーブスジャパン6月号に記事が掲載されました

フォーブスジャパン6月号に記事が掲載されました。
■商店街も城下町も。市長の秘策「日南バディ」モデルとは何か

話題の地域再生モデルとして知られる宮崎県日南市・崎田恭平市長の「秘策」を紹介したものです。
交通の便に恵まれておらず、働きに出られる都市も近隣にない。頼みの観光資源まで廃れていき……と八方塞がりだった日南市が、5年前、当時33歳の崎田市長が就任したことで変化。昨年度だけで113もの自治体が視察に訪れるほどに。
その「秘策」とは、言葉にしてしまえばごく単純ですが、実践できている自治体は確かに少ないだろうと思うものでした。

フジテレビ『バイキング』に出演しました(4月17、23日)

4月17日と、23日のフジテレビの情報番組『バイキング』に出演しました。
福田財務事務次官問題で、女性記者(ジャーナリスト)の立場からコメントしてほしい、とのご依頼でした。
17日は、打ち合わせでサラッと伝えた私のセクハラ被害体験が殊更に強調される演出を当日現場で知り、その違和感は生放送で言葉にさせてもらいました。
23日は収録で、伝えたいことを丁寧に編集してくださっていました。
短い時間でも自分の立ち位置で発言する機会をいただけてよかったです。

ニッポンドットコムの記事が英語と仏語に翻訳されました

3月に書いたニッポンドットコムの保健室記事「保健室から見えてくる子どもたちの今―日本独自の職種『養護教諭』が担う役割」が、英語仏語に翻訳されました。

養護教諭は日本独自の存在。世界の研究者から関心を持たれる一方で、言葉の壁があり十分その仕事ぶりを伝えきれない……と現場で聞いてきました。
この英語版・仏語版がそのあたりに寄与できればうれしいです。

テレビ朝日『報道ステーション』に出演しました

4月20日のテレビ朝日『報道ステーション』に出演しました。
二度目のゲストコメンテーターです。
主にセクハラ問題についてコメントしました。この問題の当事者でもある同局ですが、同局と財務省だけの話に終わらせるのでなく、すべての人・組織が「我が事」として考え、変わるべきタイミングだ、と思っています。
そうでないと、セクハラ被害はこれまでのように当たり前のように起こるし、被害者は泣き寝入りするしかない。
番組では女性記者に限定せず、スクールセクハラにまで言及させてもらえて、ありがたかったです。

「スクールセクハラ」記事公開・情報募集

ヤフーニュース特集で記事「『スクールセクハラ』をどう防ぐ 孤立した被害者を生まないために」が公開されました。
今年2月に公開した記事「教師から『支配』のわいせつ――スクールセクハラ実態と構造」に続く「スクールセクハラ」企画第二弾にあたります。
前回の反響が大きく、特に被害者から「私も」の声がいくつも寄せられたことに取材を後押しされました。
「スクールセクハラ」という言葉に馴染みのない方も多いかもしれませんが、学校に通っているすべての子どもと周囲の大人が、いつ当事者になるかわからない問題です。
今回はこの分野に詳しい三名の方にお話をお聞きしました。学校での被害に限らず、すべてのセクハラを考えるうえでのヒントが詰まっているはずです。

この問題についての情報を、このサイトで募集中です。
お問い合わせフォームよりお声をお寄せください。

【音楽エッセイ】All that jazz① ミシェル・ペトルチアーニときらめく光の粒

新しい生活を始める人が多い4月。
私自身が社会人生活をスタートさせた頃を振り返ると、当時何度となく聴いたアルバムがある。
フランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニのライブ盤”Trio in Tokyo”(ライヴ・アット・ブルーノート東京)だ。

毎夜、地方暮らしの足としてローンで買った車で帰路につく。
くたびれたマッチ売りの少女のような気分で、CDをカーオーディオに吸い込ませる。
ブルーノートのアナウンスが流れる。
それに続くピアノの最初の一音が、瞬間にここではない世界を浮かび上がらせる。
先輩や上司に怒られてばかりの冴えない現実とはちがう、照明輝く都会のジャズクラブの熱気を。

ペトルチアーニの特徴といえば、魂を叩きつけるかのような力強い打鍵が挙げられる。
だがこの日の演奏は、ピアノトリオの相性の良さゆえかほどよく肩の力が抜けていて、疲れていても気負いなく耳を傾けられる。
彼の明るくくっきりした音と華やかで繊細な旋律。
ジャズというよりフュージョン色を帯びたスティーブ・ガッド(drums)とアンソニー・ジャクソン(bass)との掛け合いはパワフルで洗練されていて、快く高揚させられる。
ペトルチアーニが妻に贈った曲というSeptember Secondに甘く胸を締め付けられ、いっそう気分は高まる。

しかし私が最も好きなのはそのあと、静謐な雨上がりの木立に佇んでいるような景色に一変する、3曲目のHomeだ。
洗われた空気を深く吸い込むようにペトルチアーニのソロを堪能していると、やがてドラム、ベースが入ってきてラテン系の陽気さが出てくるのが楽しい。
それもいつしか収束していき、最後は再び木立で一人、無数にきらめく光の粒を眺めている感覚にとらわれる。
その景色は寂しく、美しい。

彼の音にはきらめきがある。それは明るさだけでなく、影があるから際立つものだ。

駆け出し時代の相棒だった車は4年半乗って手放した。
一枚の写真もない。
無理して買った大好きな車だったはずなのになぜだろう。
若くて、その時々を生きるのに精一杯で、いつか懐かしく振り返る時が来るとは思っていなかったからかもしれない。
運転席でペトルチアーニが弾き出すきらめきに慰められ、鼓舞された記憶だけが、今も鮮明に残っている。

2018年春、ジャズが多めの音楽エッセイを公式サイトで始めることにしました。好きな音楽とそれにまつわるあれこれを綴ります。更新は不定期です。

英国のスーパー、16歳未満へのエナジードリンク販売を規制

イギリスの主なスーパーマーケットが、16歳未満へのエナジードリンクの販売規制に乗り出しました(BBC)。1リットルあたり150ミリグラム以上のカフェインを含む商品が対象です。
日本で販売されている代表的なエナジードリンクもこの基準以上のカフェインを含有していますが、日本の子どもたちは何の規制もなく手にしています。
当然ながらこれらのエナジードリンクが子どもの心身に及ぼす影響は、日本でもイギリスと同じように看過できないものであり、一定の規制を検討する議論が必要だと考えます。
以前子どもたちの状況を記事にしましたが、さらに具体的な事例などがあれば、こちらまで情報をお寄せください。
https://goo.gl/forms/eg06SgFRshlrxd8u1

エナジードリンクの子どもへの影響について取材中です

エナジードリンクが子どもの心身に与える影響について、取材しています。
具体的な事例をご存じの方がいらっしゃいましたら、下記のリンクから情報をお寄せください。

https://goo.gl/forms/eg06SgFRshlrxd8u1

調査は継続中ですが、ヤフーニュース特集で現段階の状況をまとめた記事が公開されました。

■エナジードリンクを飲む子どもたちに起きている「異変」
https://news.yahoo.co.jp/feature/815

■「エナジードリンク」養護教諭アンケートから――現場の懸念浮き彫りに