第6回公開直後から大変な反響で……
第6回の文春オンライン抜粋記事は公開2日で1000万PVを超えたそうです。
初めて実名顔出しで語ってくださったのは、塚原たえさん。
実父からの性虐待を、弟とともに受け続けていました。
弟さんは29歳で自死されています。
「弟の代弁をできるとしたら私だけ」
ということで、たえさん自身の被害、弟さんの被害を辿りました。
非常に重い内容ですが、この社会が見て見ぬふりをしてきた結果が、たえさんと弟さんの悲劇に繋がったと私は感じています。
第7回は、たえさんの叔母で女優の藤田三保子さんが証言してくださいました。
NHK朝ドラ『鳩子の海』でヒロインを演じ、『Gメン’75』ではメインの刑事の一人だった方です。
記事が公開されると、ファンからは驚きの反応が上がりました。
その藤田さんが、自身の兄から性虐待を受けて自死した甥の無念を晴らすため、そして性被害の時効撤廃を訴える姪を支えるため、覚悟の告発をされたのです。
また、第7回公開の日には、たえさんと、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さんとともに、ウェビナー(オンライン配信)でお話ししました。
YouTubeの冒頭30分の無料動画はこちらです。
さらに、月刊文藝春秋3月号では、ここまでの経緯をまとめたルポ「弟は父の性虐待で死んだ」が掲載されました。
連載公開後に生じた変化として、加害者である父親が取った動きや、紀藤正樹弁護士がたえさんの応援に乗り出してくださったことなどにも触れています。
たえさんは今も、性被害者の置かれた現実と闘い続けています。
そんなたえさんの取材を今後も続けてまいります。
※このサイトでは当面、当連載の案内のみ更新予定です